「源氏物語」が読みたくなる本 山本淳子 著

学生時代、源氏物語は受験のための一、手段であった。でも図書館に行けばついつい気になるのが
古典である。定年を前にして、小生はどれほど純文学に触れてきたかと嘆くことが多くなってきた。
個人的なことである。「源氏物語」が読みたくなる本 山本淳子 著 を手にしてみた。

 結構、面白いことが書いてある。テレビの面白質問形式のところもあり、そういえば そうだよなと、ついつい 首を突っ込みたくなる 本である。 難解なものを砕いてゆくとき、弱点から広げてゆくというのもあるが、この本は、興味と言う名の鉈(なた)で源氏物語を分割し、分かりやすく それゆえ 入りやすく書いている。

 このような本をもっと、学生時代に早く 読んでおけば、もっと色恋に精通し、源氏物語にのめりこんで、他人に説明できるところまでいけたのかもしれない。三国志もいいが、源氏物語の精通した、草食系男子はどんな味を醸し出すのであろうか。魅力的であると思う。いまは、伊達政宗などの武士が今は人気であるが、其のうち、光る源氏的男子が良くなってくると思う。
「空蝉は 人妻だった。若い光源氏に迫られながら、なよ竹のように抵抗した。折れそうでなかなか折れなかったのだ。 だが ついに屈した後は泣きながら「仕方がありません。どうか口外だけはなさらないで」
そう言って、二度と光源氏に抱かれることはなかった。」

 これを原文で読んで ぐっと来る奴はかなりのインテリであろうか・・。

「空蝉の身をかえてける木の本に、なお人柄のなつかしきかな。」

 センター試験まで、あと もう少しである。我慢せい。 終わったら、源氏物語の光源氏になるんだよ・・・。
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posted by hosi at 06:49 | 東京 ☀ | 読書感想文