司馬遷 史記 V 支配の力学 徳間書店

人生の流れを見るようだ。人生には思い通り行かぬことが多いものだ、いやむしろ それでこそ 人生なのかも知れぬ。論語は若いとき読んだのと、歳をとってから読んだのとではまた一味違うということである。最近感ずるようになってきた。

司馬遷 史記 V 支配の力学 徳間書店 をいま読み始めているが、漢文とよみと現代解釈文がはいっているが、1日2-3ページだけでも面白い。確かに自分の人生においてもこんな場面がこんなに殺りくのある司馬遷 史記 ほどのないようではないが、情報操作などのことで、支配勢力の構図がアメーバみたいに変わることがあったよな と 感ずるのである。司馬遷 史記 といういうのは、まさに凄い本であると思う。

秦の始皇帝の死から漢の高祖の天下統一まで、取り扱っているというこの本、読み終える頃は、今までいろんな 人生の上に立つ人の心構え、部下の心の掌握術成るものを深く考えることになるであろうか。人間むき出しの魅力が、人を引き付け、支配し、敵を打倒してゆく、合従連衡、 詭計詐謀(きけいさぼう)、献身と反逆、信義と配信を繰り返しながら、やがて高祖劉邦の天下統一に修練されてゆくさまは、この人間というものの支配の力学を考えさせてくれる。司馬遷の筆致もこの時期においては、一段と精彩をましているようである。 少年のように明日のテレビ漫画のように「続き」を期待する。中年からの想いである。

 でも これは良寛を目指している自分とは矛盾するのかなと思うところは、まだまだ良寛の心境の閾値には遠いということか・・・。
posted by hosi at 09:00 | 東京 ☀ | 読書感想文