「かそかに」

本を読んでいたら、「かそかに」 という言葉が あった。


「葱の花 菜の花 芋の花も咲き 我が身の花も かそかに過ぎぬ」  富小路 禎子

結婚し、子供を産み育てていれば、過ぎてゆく年月は、子供の成長を見守る喜びをもたらすであろう。しかしながら、子供を持たなかったものにはそういう喜びは与えられないのだが、自分の身から若さが消えてゆくことに、さびしいと思う一方で、安堵の気持ちも覚えるのであるとした解説である。

かそかに」とは控えめなという意味なのだそうだ。

「牡丹花も 紫陽花花も過ぎ うつし身を 女過ぎしは いつの花季(はなどき)」

富小路 禎子は失われたものを嘆かず、胸の中に、大切に うつろになった部分を囲ってきたような気がすると 本に書いてあった。

 そうだよな 過去のことを悔いたって 仕様が無いもんな 今これからと いうことを考えて 生きるのが 自然が己を
生かせてくれた 最大の自然への 最大の感謝なのかもしれんよな。

posted by hosi at 05:21 | 東京 🌁 | 読書感想文