細川幽斎

ドナルドキーン著作集 日本文学散歩というところで細川幽斎がでてきた。

幽斎が秀吉や紹巴と共に連歌を作っていいた時に、秀吉がいったという。

「奥山に 紅葉 踏み分け 鳴く蛍」 と

幽斎は即座に脇句をつけたが、誰かが、蛍はなくかのう といった。そのことに紹巴も賛同したという。秀吉は
ご機嫌斜めになったという。しかし、幽斎は、蛍が鳴くという故事があると主張したという。
そして「武蔵野の 篠を束ねて 降る雨に 蛍より ほか 鳴く虫もなし」という 古歌を引いた、秀吉は
幽斎の連歌に対する深い理解を誉めそやしたという。


数日後、紹巴が幽斎を訪ねたとき、幽斎が紹巴のような連歌の達人が、人間の
理解にかけるところを見せるとはと驚いたという。

彼はあの緊張を和らげるために、自分で即興で古歌を作ったのだと白状したという。

日頃思慮分別にたけた紹巴が、さらに上手の達人に道を教えられたという 珍事であったという。
posted by hosi at 17:58 | 東京 ☀ | 読書感想文