青森県のいい季節である。それは 森が青いからである。青いとくれば 十和田湖の奥入瀬渓流であろうか。

 そこに魚はいるかどうかは見たこともないが、おそらく 人の心が渓流の美しさに気を取られて
いても目に入らないのであろう。

 このさわやかな季節、その川の中には鮎がいる。そんな 鮎は石の瀬に隠れていることであろうか。

佐藤春夫の俳句にこんなのがある。

「鮎は瀬に 人は噂の淵に 住む」   

人も鮎も想いをしたためて、それぞれの眼から 奥入瀬渓流の緑の森の中から眼光で射抜く 空の青さ
は更なる憩いの空間となるようだ。

posted by hosi at 05:50 | 東京 ☁ | 読書感想文