蕪村 藤田真一 著

「身にしむや 亡き妻の 櫛を閨に踏む」

季語は「身にしむ」だそうだ。蕪村の俳句で、蕪村は享保元年に生を受け、天明三年に亡くなった。

つまりは江戸のど真ん中に生き抜いた人であった。画家でもあり、俳人でもあった。

小生の家の大切にしておく 遺産というものの中には、祖母の櫛がある、祖母に関しては
写真もあるが、個人の使用した物としてはこれだけである。大切にしまわれている。

みると、あの当時の祖母の髪の香りが漂ってくるようである。

蕪村は俳諧のありようをうたっている。

俳諧の流行、只洒落に景色の句のみに成り行きて、俳句力、日々に薄く成るのなげかわし。

蕪村は俳句の添削をしていたようだ。つまりは宗匠の仕事もしていた。

    湖の汀すみけり秋の水 → 湖の汀すみけり けさの秋 

と添削している。

ああ、小生も良寛や蕪村のようにささっと 俳句や書や墨絵を書くような老人になりたいものである。
亡き父が書いた 墨絵も 大切にしまっているが、遺伝のもつ 小生も 近いうちにその道具を使うように
なるんであろう。

秋になった津軽は一段と紅葉の色は増したが肌寒い。朝、定年退職後の仕事で 出勤時 きれいに色づいた 黄色と赤色の
庭の枯葉をそれぞれ一枚づつ ポッケに入れても 帰りに取り出してみると カサカサで 朝の色では
なくなっていた。

枯葉にさえ 寿命というのがあるんであろう。











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posted by hosi at 05:48 | 青森 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想文