「辞書になった男 ケンボウ先生と山田先生」 佐々木健一 著 文芸春秋

「辞書になった男 ケンボウ先生と山田先生」 佐々木健一 著 文芸春秋


一冊の300ページある本を一気に読んでしまった。久しぶりである。いわゆる

辞書というものは小学生時代の今は亡き 恩師に 面白いものだとは言われていたが、一つの語の解説にも個性が含まれていて 読むと面白いということが分かった。


本書はみなさんも使ってたことのある、もしくは使っている三省堂国語辞典と新明解国語辞典のなるまでの二人の編集者の話である、見坊豪紀と山田忠雄の話である。


我々は辞書といえば中立かつ公平であり、逆を言えば 無味乾燥で面白くはないものであるとするイメージがあるが、実は読んでみると 意外と 人間くさく、味のあるものであるところもあるとする事である。


「世の中」という意味を新明解辞典 3での説明では

愛し合う人と憎みあう人、成功者と失意・不遇の人とが構造上同居し、常に矛盾に満ちながら、一方には持ちつ持たれつの関係にある世間。


とあった。こうして年配になると同感するものがあるな。一度 二人の関係から どうして今の辞書があるのかを知っておくのも 読書感想文のパクリ主としてはお勧めしたい。

posted by hosi at 14:59 | 青森 ☁ | 読書感想文