不東庵日常  細川 護熙 著

久しぶりに いい本を読んだようだ。 元首相も こうして隠居して 土をこねって茶器をつくることもあるんだな。本当は
こうして生きるのがいいんだと思った。ためになる本である。生き方 考え方 芸術 の書道 絵画から 俳句まで彼の一流のものに触れてきた 育ちの環境がうらやましい。


我々も美しい 芸術品にみずから足を運んで 自分を音楽も含めて 高めて行こうではないか。 兼好、良寛、芭蕉に関しても論じているがなかなか味わいもあった。

「今、一きわ 心もうきたつものは、春の景色にこそあめれ。鳥の声などもことのほ外に春めきて、のどかなる日影に、垣根の草 燃えいづる頃より、やや深く霞わたりて、花もようよう気色だつこそあれ、折しも雨風うち続きて、心あわただしく散りすぎぬ・・。」

兼好の死生観と人生観にふさわしいと語っているが、まさしく 学生時代に受験のためにだけ勉学したことが恥ずかしくなっていまになってじんとくる読書感想文のパクリ主である。茶道の道半ばのかたも 一読を




「田の肌は 春の日吸いて ゆるみ浮く」


posted by hosi at 05:37 | 青森 ☀ | 読書感想文