細き桜




祖の花は沿道にある花 一応さくらなんであろう、枝は細く箒みたいに単純に上に伸びて桜のような色合いで咲いている花もある。桜なんであろう。結構 早く咲く桜なんであろう。その桜は小生に教えてくれた。質素であれ 謙虚であれ、小欲であれと。

ああ、また菜根譚を読まねばいけん時期になってきたか、身を守るためには派手な場所で咲くよりも 片田舎の山里で 僅かの小川の音をききながらひっそりと咲いて散るのもいいものだよといっていたようだ。戦前戦後 きっとそんな桜は生き抜いて来たんだろうなと恐ろしい夢から覚めて思った桜の夢であった。今日はまた 出勤と相成ったがまあ、のろくとも 確実にわずかの賃金と俳句の一句の実現に精一杯心で生きてみようか。







 「復員の 行李ある小屋 桜みえ」
posted by hosi at 04:38 | 青森 ☁ | 読書感想文