過去俳句

山小屋と いまでもあるよ 桜の木



干し鰈 焼いてほぐして 遺影見る



家壁に はじまるごとく 春夕日



三月の 雪が守るる 父の墓



岩木川 枯れた薄は 雪に生え



雪一面 鶴の舞橋 羽を掛け



捨てられず自在鉤ある春の小屋



雪返り オタマジャクシは いでもせず



桜湯を啜りて ながむ菜根譚



薄くして 桜色そめ 白蕪や



桜漬け落として産る水の蝶



昼飯時 桜湯啜る 土方あり



伊予カンの 汁を溢して 論語の本



剪定に 紅色なるや 林檎枝



春の薔薇 ショウ-ウインドウで 路みつめ



朧月 輪郭明日 何語る



影はなく 山の端のうえ 朧月



老いてなお 種から育て カスミソウ

posted by hosi at 05:49 | 青森 🌁 | 読書感想文